金庫の種類と性能
防盗金庫について
防盗金庫には、破壊試験に使用する工具によって、「耐溶断・耐工具金庫」と「耐工具金庫」の2種類に大別されます。
また、攻撃に耐える時間によって等級が定められています。
防盗試験
防盗試験(日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会規格)には、耐溶断・耐工具試験と耐工具試験の7等級があります。
試験の種類 | 等級 | 試験時間 (1系列当たりの正味実施時間) |
---|---|---|
耐溶断・耐工具試験 | TRTL-15 TRTL-30 TRTL-60 |
15分 30分 60分 |
耐工具試験 | TL-15 TL-30 TL-60 |
15分 30分 60分 |
TS-15 | 15分 |
- 注意)TS-15は、JIS S 1037で耐火金庫に適用する耐破壊性能でバールを中心にした破壊テストです。
試験方法
- 種類別に3系列(施錠装置への攻撃、扉をこじ開ける試み及びカンヌキを開放する試み、庫内に侵入口を開ける試み)の試験を規定時間行います。
- TS-15については、2系列(施錠装置への攻撃、扉をこじ開ける試み及びカンヌキを開放する試み)の試験を特定の工具により15分間行います。
(※)工具の準備や交換時間、金庫の移動、作業員の休憩時間は含みません。