金庫のことなら日セフ連 (日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会 FJSF)

金庫の種類と性能

金庫の賢い選び方

金庫には2種類あります。

耐火性能による区分

試験項目 耐火金庫の種類 性  能
耐火試験 標準加熱 一般紙用 加熱試験中及び炉内冷却中,内部温度がいずれも177℃以下
新聞紙の変色,劣化などが著しくなく判読できる。
フレキシブルコンピュータディスク用 加熱試験中及び炉内冷却中,内部温度がいずれも52℃以下及び内部湿度80%以下。
急加熱・衝撃 一般紙用 試験体に破裂が起こらない。施錠状態を維持している。新聞紙の変色、劣化が著しくなく判読できる。

防盗性能による区分

試験の種類 等級 試験時間
(1系列当りの実施時間:分)
防盗試験 耐熔断・耐工具 試験 TRTL−15 15分
TRTL−30 30分
TRTL−60 60分
耐工具 試験 TS−15(*) 15分(*)
TL−15 15分
TL−30 30分
TL−60 60分

(*)JIS S 1037で耐火金庫に適用する耐破壊性能。バールを中心にした破壊テスト
TL: Tool    TR: Torch    TS: Tool Small

収納物と対応する耐火金庫の性能
(カッコ内)に示される温度は、収納物の耐熱温度の目安を示す。

収納物 等級
現金、権利書、重要書類、小切手、約束小切手など JIS 177℃
綿、麻 (140℃)
熱硬化性プラスチック(フェノール、メラミン,ポリエステル など) (120〜180℃)
熱可塑性プラスチック(スチロール、ABS、ナイロン、塩ビ など) (80〜100℃)
合成繊維・絹 (100℃)
レントゲンフィルム、写真用フィルム (105℃)
マイクロフィルム アパチュアカード、マイクロフィッシュ、ジャケット、ストリップフィルム
ロールフィルム (80℃)
映画用フィルム、合成紙
洋画、日本画、掛け軸
宝石 ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、アレキサンドライト、ヒスイ (180℃)
キャツアイ、エメラルド、オパール、琥珀、真珠 (65℃)
刀剣類、IC、トランジスタ、カメラ、時計
磁気テープ、ビデオテープ 66℃
フロッピーディスクなど JIS 52℃
光ディスク (50℃)

(注1) ダイヤモンド、ルビーの類は耐熱温度は180℃以上であるが、そのまま防盗金庫や耐火金庫に収納すると、火災時に宝石を包んでいる布およびケース(樹脂製)等が炭化または溶解し、宝石の表面がくもったり、とじ込められたりする恐れがある。この点を配慮のこと。
(注2) 洋画・日本画の類は、火災時に焼失しないというだけでなく、変色・変質しないことを耐熱温度の目安とする。
(注3) 刀剣類の刀身自体は問題ないが、柄(つか)、鞘(さや)の材料により変化が生じ、美術的価値を損なうことがありますので、材料の耐熱性を考慮のこと。
(注4) 素材または一部の収納は、(カッコ)で耐熱温度の目安をしめす。使用されている収納物の価値によって安全な耐火金庫の性能区分を選定すること。
(注5) フィルム、磁気テープ等は、この温度で複写または読み取りが可能であったが、そのまま使用できる期間は不明。 重要度の高いものは再度ネガを複製または複写のこと。
(注6) 耐火金庫は、耐火性能(庫内温度)が収納物に適合することを示すが、防盗面では別途配慮のこと。
以上の他、収納物によっては湿度の影響を受けるものがあるので、耐湿性のあるものを選定することが、必要な場合がある。
180℃で2時間加熱した宝石(真珠・琥珀・オパール)
変色、ひび割れが発生し価値が無くなった。

用途別の金庫の採用例

→こちらをご覧下さい。